こんばんは。まむです。アメリカでは1週遅れ配信のタイプロですが、ついに我慢ができなくなってNetflix対応のVPNを導入しました。この記事を書き始めた12時間後には、5次審査通過者の8名が発表されます・・・気になりすぎる!頑張ってる人好きなんです・・・
カンクンブログはまだ続きますが、一旦箸休め(というか自分の気分転換のため)ということで、今日から【アメリカ駐妻チャレンジ】企画を始めたいと思います!パチパチ
↓前回のカンクンブログの記事はコチラから
と言っても実際は「チャレンジ」というほどたいそうな取り組みではなく、「せっかくアメリカにいるんだから何かしなきゃ」とアタフタしている私の奮闘記と失敗談がメインです。笑
最初の3ヶ月はとにかく何をどうすればいいのかわからなくて日本人の先輩方のブログを読み漁っていたので、似たような境遇の方に届けばいいなと思っています。
初回は多くの駐妻さんが最初に通る道?ESLについてです。
◼︎New York Public Library主催の無料ESLに参加するまで
・ニューヨークの図書館で受講可能 英語が第二言語の人向けのクラス
人種のるつぼと言われるニューヨーク、ESLは星の数ほど(?)ありますが、物価もお高い今、受講料も決して安くはありません。仕事を辞めて急に稼ぎがなくなり、なんとなく自由に生活しづらくなったと感じていた私は、ESLに高い授業料を払って通いたいと夫に申し出る勇気はありませんでした・・・笑(継続できる自信もなかったので)
そこで見つけたのがニューヨークの図書館がやっているESL。最初の3ヶ月間の息子とベッタリな毎日から、少しだけ自分の時間を持てたタイミングだったので、ハドソン川を積極的に渡りたいという想いもあり、無料なら損はないからやってみよう!とすぐに申し込みました。
ちなみにこのプログラムは、ニュージャージー在住でも対象です。ご近所さんと認識してもらえている様子。
・抽選は激戦?場所はブライアントパーク横の「SNFL」を選択
やると決めたら場所選びです。一番アクセスが良かったのと、授業の前後にカフェやショッピングに行きやすそうだと思い、Stavros Niarchos Foundation Library (SNFL)を選びました。
観光客に大人気な古き良き本館ではなく、5th Aveを挟んだ向かい側です。新しくて綺麗ですし、臭いも気になりません。(たまに1階の共有スペースやエレベーターの中に怪しげな方がいますが、許容範囲かと)
余談ですが、近くにSunrise Martという日系スーパーがあるのも便利。7階にはAmy’s Breadが入っているので、PC作業や友達とのお茶、リモート会議等も可能です。マンハッタンのカフェは大音量で音楽がかかっているところが多く、静かな場所でWi-Fiを使いたい時に重宝しました。(割と気まぐれに休業しているのは注意)
・抽選申込〜初回授業の流れ
まずはインフォメーションセッションに参加する必要があるのですが、ここのブランチだけは特殊で、この説明会に参加するだけでも抽選があります。
以下に簡単に時系列をまとめてみました。
ちなみにWinter semesterは2月の最初の週から始まるので、2025年1月末現在、抽選ページは記載されていないようです。(抽選がないブランチの情報のみ)
- 8月上旬〜中旬公式HPからエントリー
そんなに難しくないです
- 8月21日Information sessionの当選メールが届く
後から聞いたら2,3回落ちている人も多く、初回当選はかなり運が良かったようです
指定された4日間のどこかで参加チケットを取りに行くよう記載有 - 8月27日チケットピックアップ 来館1回目
説明会参加チケットをただもらうだけ
- 9月9日Information session 来館2回目
現地での参加必須
次回のクラス分けテストの予約を取る - 9月9日クラス分けテスト 来館3回目
(確か)その場でクラスを言われて、「初回の授業でね〜」と言われる
- 9月下旬電話で参加確認
突然電話で初回の授業参加するか確認される
- 10月7日ついに初回授業!!!
ドキドキ・・・
初回授業までに3回も現地に行かなければいけないのが、NJ住みかつ息子がデイケアに行き始めたばかりという私にとってちょっとヒヤヒヤしましたが、無事全部参加できました。
人気の場所で倍率が高いので、とにかく「絶対休むな」の圧がすごい。初回欠席したら席はありません。3回欠席したらクビです。みたいな圧。
実際に始まると、全然来ない人もいるし、先生も全然厳しくなかったです。(その来なかった人たちがクビになっているのか、ただ休み続けていたのかは謎)
・クラス分けテストって何をやるの?
担当者と1対1でやり取りをします。聞き取れなかったら聞き返せば大丈夫です。
私はリスニングもスピーキングも本当に自信がなくてモジモジしていましたが、面接官が優しくて、すっきりした気持ちで帰れました。
クラス分けが妥当かどうかについてはなんともいえませんが、私自身は中の中くらいだったかなという実感です。というか、人(国?)によって得意分野が違すぎるので、永遠に自信満々に話している人でも文法は知らなかったり、私のように受験勉強はできるけど話せない!みたいな人もまあまあいたかなと思います。
こればっかりは入ってみないとなんとも言えませんが、一応セミスターが変わる時に改めてテスト(面談)があり、クラスを変更したいかどうかの希望を聞いてもらえたりもします。(意外と親切)
参考までに聞かれた質問を書きますが、用意せずに自然体で受けるのがベストかなと思います。
ESL test 質問内容
・どこから来ましたか?
・どのくらいアメリカに住んでいますか?
・ニューヨークの好きなところはなんですか?
・仕事はしてますか?
・フリータイムは何をしていますか?
・どのスーパーで買い物しますか?
・食べ物が高いと思いますか?
・日本の食材は手に入りますか?
・コンピューターとテレビどっちをよく使いますか?
・生まれはどこですか?
・写真を見て状況を説明してください×2
こうして申込から約2ヶ月弱後、授業がスタートしました。
◼︎英語力を上げるための無料ESL活用方法
・3ヶ月通って英語力が上がらなかった私の経験談より
ここからは私の主観的な感想と意見です。
教材の内容は、正直結構簡単でした。中学の授業を英語でやっているという感覚(もちろんクラスによると思います)。
ただ、「グループで話し合いましょう」みたいな展開になると本当に単語が出てこないし、積極的な外国人の方々の雰囲気に飲まれて、一切発言ができないことも。
そして私自身、自宅学習にもあまりモチベーションが上がらず(とにかく英語が怖い時期でした)、復習や会話のための語彙力強化等にも取り組めませんでした。最後まで「スピーキングが苦手でニコニコ愛想を振りまく日本人」を脱せずに終わってしまいました。
・改善点①外国人の友達をつくる
クラスメートは無料のクラスに集まった人としては、とてもいいひとが多かったです。(のちに一人のクラスメートの言動が理由で不登校気味になったのはさておき・・・)
すぐにWhatsappでトークルームが作られたり、席も5-6人グループで座ったり、授業後お茶に誘ってくれる人がいたりと、まずは日本人以外の友達を作ってみたい人にはおすすめのコミュニティです。アジア系が多めなものの、かなり多国籍なので各国の話も勉強になります。
と、偉そうに書いていますが私はこの時期絶賛後ろ向きシーズンだったので、そんな素敵な機会を無駄にしてしまいました・・・普段ならもう少し社交的なんだけど・・・英語コワイ・・・笑
ちなみに英語力アップとは無関係ですが、素敵な日本人の方との出会いもありました。こっちで友達が少なかった私にとって、全くこれまでのコミュニティとは違う人と仲良くなれたのは嬉しかったです。
・改善点②復習する
なんだその綺麗事は!と言われそうですね(笑)
それまでは、英語で人と話す機会すらなかったので、自分が何を言えないのかもわかっていませんでした。でも隣の人との自己紹介だけでも、まあ言いたくても言えない内容が山積み。。。
そしてそのやり取りは次の週で違う人とも繰り広げられる可能性があるので、ここで話せなかった表現を潰していけば、結構会話力は身につくのではないかと思いました。
まあ後から言うのは簡単なわけで、そんなわけで、(RADの「いいんですか」を急に思い出した。エモい)私はこのESLを3ヶ月で辞めることにしました。正確に言うと、次のセミスターからオンラインで受講予定です。
◼︎受講から3ヶ月後 オンラインクラスへの切替を決断した理由
①週2回マンハッタンに通うことの費用対効果が薄かった
これは私がニュージャージー住みなのにミーハーな場所を選んだのが悪いと言われればそれまでなのですが(笑)
交通が不安定なニューヨークに通うとなると、往復2時間弱、1回につき1000円以上の交通費と、地味に時間もお金も吸い取られている感覚がありました。
息子のデイケアの時間が限られていたのもあり、なおさら他のことに時間を使えなくなっていたのが少しストレスだったり。
それに対して自分のモチベーションも英語力も上がったと実感できなかったのが、クラスに通うことをやめた一番の理由です。
職場も学校もバイト先も、自宅から近いに越したことはないですよね・・・笑
②全員英語が第二言語という環境が合わなかった
初めてこのような外国人がたくさん集まる環境に置かれて、なまりのある英語を聞き取る難しさに驚きました。(もちろんお互い様です)
TOEICのような綺麗な英語すら聞き取れない私にとって、今は多種多様ななまりのある英語よりも、ネイティブの英語に触れる時間を増やしたいと思いました。
③授業内容への興味度が低かった
「好きこそものの上手なれ」という言葉の通り、私は今のところ日常会話のレベルを上げることが目的だったので、英語の文法を学ぶよりも、自分の好きなことや話題、習い事で英語をインプットした方が有意義に時間が使えると思いました。
政治のディスカッションの日とか、超つらかったです・・・(こっちの人たちにとってとても重要なトピックであることは知っていますが、多分しばらく私は英語で政治ネタを深掘りする機会がないです。まずは自己紹介を完璧にしたい)
◼︎それでも無料ESLに行ってみてよかった理由とは
・アイデンティティロスの軽減
というのも、私は産休育休を挟んでいたとはいえ、去年の5月までは休日出勤も厭わない社畜・・・というのは語弊がありますが、結構仕事が好きで、職場の環境にも恵まれていたこともあり、アメリカに来てからの特に最初の3ヶ月、いわゆる”アイデンティティロス”が本当に酷かったのです。
せっかく駐在の中でもいろんなチャンスがありそうなアメリカ、ニューヨーク。
周りの同世代はMBA留学で来ている人もいるし、大好きなミュージカルの本場だし、なのに私は英語に自信がないせいで、毎日息子と家から出ることもできず、人と目を合わせないように公園に行く毎日・・・
とにかく意味がわからないくらい毎日病んでいて、MixBや大学院の短期プログラム、フリーランスになる方法、日本の資格取得、さらには教員免許取得まで考えたりと、人生を相当迷走していました。。。
というか今もしているのですが(笑)とにかく私には何かのコミュニティが必要でした。
結果的に親友ができる・・・ことはなかったけれど、「週2回もマンハッタンの中心を歩いている私!ニューヨーカーやん!素敵!」と自分の気持ちを自分で少しは上げられるようになりました。
やっぱり何かに参加する、学ぶという目的での外出は、モヤモヤしている自分にとって必要だったので、ESLには感謝です。
・英語との向き合い方のヒントを発見
大人数のクラスの中の一人として学ぶだけでは、自分の英語力に対する自信のなさを払拭できないとわかったので、途中から並行して英語のオンラインレッスンを受けています。とにかく自分自身の発言量が足りないと思ったので、強制的に自分が発話しないといけない学習方法に変えたいと思いました。
人と話すのは嫌いじゃないので、みんなでワイワイやる方が向いていると思い込んでいましたが、英語学習については必ずしもそうでもないことがわかったのも、ESLに参加したおかげです。
◼︎今後は2h/週2回のESL+週1の個人レッスンをオンラインで
2月から、winter semesterが始まり、新しくオンラインのESLを受けてみようと思っています。(で、また3ヶ月で挫折してたらどうしよう・・・笑)
ちなみにニューヨークの図書館は、予約・登録不要のドロップインで参加できるESLクラスもあるそうです。まだ参加したことはありませんが、たまに対面で授業を受けたくなったら活用してみたいと思っています。
ながーーーーーい日記のような文章をここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
一緒に英語学習頑張りましょう!!
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